前年度開催報告

第19回「野生生物と交通」研究発表会

開催概要

第19回「野生生物と交通」研究発表会は、2020年2月17日に全国から参加者を迎えて、札幌コンベンションセンターにて開催されました。今回の研究会では、筑波大学名誉教授の石田東生氏の特別講演をはさんで、保全、高速道路、獣害・ロードキルの3分科会が開かれ、計9件の研究発表が行われました。パネル展示では、ロードキル対策や野生生物管理に関する取り組みや製品の紹介を中心に、全国から6団体が参加しました。



特別講演

第19回「野生生物と交通」研究発表会では、「グリーンインフラをどう捉えるか」というテーマについて、社会資本整備の専門家として精力的に提言活動を展開されている石田東生氏による特別講演が行われました。

(講演内容については、「dec monthly No.416」に一部抜粋され掲載されています。)

グリーンインフラをどう捉えるか

「スマートシティ/スマートローカルとグリーンインフラ」

石田 東生(筑波大学名誉教授・日本大学特任教授)

分科会

※講演論文集ご購入についてのお問い合わせは、下記まで直接お問い合わせくださいますようお願い申し上げます。

◆お問い合わせ先◆
「エコ・ネットワーク」 TEL:011-737-7841 FAX:011-737-9606 HP: http://econetwork.jpn.org

第1分科会 保全

座長:簗瀬 知史(東日本高速道路株式会社 新潟支社)
時刻 タイトル 著者名 発表者
10:40 ~ 11:00 小型哺乳類によるオーバーパス利用実態についての報告
  • 中園 美紀(株式会社 構研エンジニアリング)
  • 浅利 裕伸(帯広畜産大学)
  • 丸山 立一(株式会社 構研エンジニアリング)
  • 厚芝 源太郎(株式会社 長大)
  • 厚芝 穂菜美(株式会社 長大)

中園 美紀 氏
11:00 ~ 11:20 那須平成の森におけるアニマルパスウェイの利用動物
  • 湊 秋作(関西学院大学、一般社団法人 アニマルパスウェイと野生生物の会、一般社団法人 ヤマネ・いきもの研究所、ニホンヤマネ保護研究グループ)
  • 若林 千賀子(環境省日光国立公園那須平成の森、ニホンヤマネ保護研究グループ)
  • 杭田 広人(関西学院大学)
  • 饗場 葉留果(一般社団法人 ヤマネ・いきもの研究所、一般社団法人 アニマルパスウェイと野生生物の会、ニホンヤマネ保護研究グループ)
  • 大竹 公一(一般社団法人 アニマルパスウェイと野生生物の会)
  • 丸子哲平(環境省日光国立公園那須平成の森)
  • 飯島 昌(豊中市立第九中学校)
  • 檜垣 圭輝(関西学院大学)
  • 森田 丈一郎(関西学院大学)
  • 大長 源(関西学院大学)
  • 渡邊 友樹(関西学院大学)
  • 藤原 司郎(関西学院大学)
杭田 広人 氏
11:20 ~ 11:40 道路建設事業における貴重植物の移植に関する諸注意点について
  • 斎藤 新一郎(一般社団法人 北海道開発技術センター)
斎藤 新一郎 氏

第2分科会 高速道路

座長:伊東 英幸(日本大学理工学部)
時刻 タイトル 著者名 発表者
14:35 ~ 14:55 高速道路のり面における夜間の動物行動調査手法について
  • 竹 良顕(株式会社 高速道路総合技術研究所 緑化技術センター)
  • 諸藤 聡子(株式会社 協和コンサルタンツ 東京支社)
  • 川原田 圭介(株式会社 高速道路総合技術研究所 緑化技術センター)
竹 良顕 氏
14:55 ~ 15:15 供用中の高速道路における動物侵入対策(防止柵の補修)
  • 工藤 和紀(中日本高速道路株式会社 東京支社)
  • 北澤 秀吉(中日本高速道路株式会社 東京支社)
  • 加藤 一彦(中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京株式会社)
  • 河嶋 道子(中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京株式会社)
工藤 和紀 氏
15:15 ~ 15:35 道央自動車道江別西インターチェンジ付近で救護されたオオハクチョウ-その問題点と教訓
  • 浅川 満彦(酪農学園大学)
浅川 満彦 氏

第3分科会 獣害・ロードキル

座長:湊 秋作(関西学院大学)
時刻 タイトル 著者名 発表者
15:55 ~ 16:15 客土注入マット工を用いたニホンジカ対策法面緑化工の全国事例
  • 山田 守(SPTEC・YAMADA / 日本特殊緑化協会)
  • 菖蒲 哲也(株式会社 アヤメ緑化工業)
  • 大沢 信吾(株式会社 島田組)
  • 佐藤 厚太(株式会社 ニシノ)
  • 高橋 敏(西日本土木株式会社)
  • 冨川 貞仁(株式会社 西岡国昭建設 / 日本特殊緑化協会)
山田 守 氏
16:15 ~ 16:35 飼育下にあるエゾシカの超指向性音に対する反応調査
  • 松﨑 博季(北海道科学大学)
  • 真田 博文(北海道科学大学)
  • 和田 直史(北海道科学大学)
松﨑 博季 氏
16:35 ~ 16:55 自治体が収集するロードキル記録の活用による中・大型哺乳類の出現の把握
  • 神宮 翔真(筑波大学)
神宮 翔真 氏

パネル展示

ロードキル対策や野生生物管理に関する取り組み、製品の紹介を中心に、全国から6団体が参加しました。パネルは会場の後方に展示され、第一分科会終了後のPRタイムでは、各出展担当者がリレー式に展示内容を紹介しました。

展示名 出展団体名 展示内容
IoT自動撮影カメラとAI搭載クラウド 株式会社ハイク
酪農学園大学野生動物医学センターWAMCの活動紹介 酪農学園大学
グレーチングでの侵入対策 株式会社赤城商会
タンチョウが遭遇する事故の現状について 釧路市動物園
シカ被害を考慮した法面緑化工~客土注入マット工による 日本特殊緑化協会
野生生物と交通に関する取り組みの紹介 一般社団法人北海道開発技術センター

懇親会

研究発表会閉会後には、札幌コンベンションセンター内の「レストラン SORA」にて懇親会が開催されました。毎回大変好評を得ている懇親会ですが、今回も多数の方が参加され、「エゾシカ肉の西京焼き」や「ポークスペアリブの山賊焼き」などの料理を楽しみながら、活発な意見交換や議論を交し、親交を深める場となりました。