第21回(2022) 開催報告

第21回「野生生物と交通」研究発表会
開催報告

開催概要

第21回「野生生物と交通」研究発表会は、新型コロナウィルスの感染拡大の影響により、Zoomを用いたオンライン公開という形で、2022年2月18日に開催されました。
今回の研究発表会では、心理的刺激による対策、保全、ロードキルの3分科会が開かれ、計11編の発表が行われました。
質疑応答はチャットにて行われ、とても活発なものとなりました。
(質疑応答の内容はこちらで公開しています)
また、ホームページ上で公開されたオンラインパネル展示では、ロードキル対策や野生生物に関する取り組みなど、全国から8団体が参加し、そのうち3団体がZoomでPRを行いました。

分科会

※講演論文集ご購入についてのお問い合わせは、下記まで直接お問い合わせくださいますようお願い申し上げます。

◆お問い合わせ先◆
「エコ・ネットワーク」 TEL:011-737-7841 FAX:011-737-9606 HP: http://econetwork.jpn.org

第1分科会 心理的刺激による対策

座長:阿部 正明(一般社団法人 北海道開発技術センター)
時刻 タイトル 著者名 発表者
10:40 ~ 11:00 若桜鉄道におけるレールキル防止用高周波発生装置の効果について
  • 辻 維周(岡山理科大学 教育推進機構)
  • 轟 秀明(有限会社 T.M.Works))
辻 維周 氏
11:00 ~ 11:20 シカ警戒声を利用した
列車とシカとの接触事故防止手法の開発
  • 志村 稔(公益財団法人 鉄道総合技術研究所)
  • 潮木 知良 (公益財団法人 鉄道総合技術研究所)
  • 池畑 政輝 (公益財団法人 鉄道総合技術研究所)
志村 稔 氏
11:20 ~ 11:40 車両との衝突防止を目的とした
超指向性音に対する野生のニホンジカの
反応調査
  • 松﨑 博季(北海道科学大学)
  • 真田 博文(北海道科学大学)
  • 和田 直史(北海道科学大学)
松﨑 博季 氏
11:40 ~ 12:00 獣害対策忌避製品の開発
  • 村井 悠(理研興業 株式会社)
  • 松田 太樹(理研興業 株式会社)
  • 柴尾 幸弘(理研興業 株式会社)
  • 秋庭 英治(クラレトレーディング 株式会社)
  • 八木 亮祐(クラレトレーディング 株式会社)
  • 佐藤 真人(一般社団法人 北海道開発技術センター)
  • 鹿野 たか嶺(一般社団法人 北海道開発技術センター)
  • 野呂 美紗子(一般社団法人 北海道開発技術センター)
村井 悠 氏
第1分科会 質疑応答一覧

第2分科会 保全

座長:野呂 美紗子(一般社団法人 北海道開発技術センター)
時刻 タイトル 著者名 発表者
13:30 ~ 13:50 オホーツク海沿岸地域の原生花園における
エゾシカによる植生被害状況
  • 丸山 立一(株式会社 構研エンジニアリング)
  • 中島 卓也(株式会社 構研エンジニアリング)
  • 重松 琢和(株式会社 構研エンジニアリング)
  • 中園 美紀(中標津町教育委員会)
  • 中島 浩之(上川総合振興局)
  • 丸山 まさみ(松籟庵)
丸山 立一 氏
13:50 ~ 14:10 道路事業における
希少植物エゾエノキの保全事例
  • 漆原 強(パシフィックコンサルタンツ 株式会社)
  • 池田 幸資(パシフィックコンサルタンツ 株式会社)
  • 北川 輝久生(北海道開発局 札幌開発建設部)
  • 東 英俊(北海道開発局 札幌開発建設部)
  • 尾野 陽子(北海道開発局 札幌開発建設部)
漆原 強 氏
14:10 ~ 14:30 鳥類による固定式視線誘導柱への営巣
  • 三上 修(北海道教育大学函館校)
三上 修 氏
第2分科会 質疑応答一覧

第3分科会 ロードキル

座長:原 文宏(一般社団法人 北海道開発技術センター)
時刻 タイトル 著者名 発表者
14:40 ~ 15:00 野生動物との交通事故対策となる
動物検知システムに関する事例紹介
  • 佐藤 真人(一般社団法人 北海道開発技術センター)
  • 鹿野 たか嶺(一般社団法人 北海道開発技術センター)
  • 野呂 美紗子(一般社団法人 北海道開発技術センター)
佐藤 真人 氏
15:00 ~ 15:20 北海道十勝地方における中型食肉獣の
ロードキルエゾタヌキとキタキツネを比較して
  • 添田 若菜(帯広畜産大学)
  • 園田 陽一(株式会社 地域環境計画)
  • 栁川 久(帯広畜産大学)
添田 若菜 氏
15:20 ~ 15:40 ロードキルで生じた野生動物の死体を
疫学研究に応用する
  • 浅川 満彦(酪農学園大学)
浅川 満彦 氏
15:40 ~ 16:00 諸外国のロードキルデータ収集システムの
実態分析
  • 伊東 英幸(日本大学)
  • 越川 結葵(開発虎ノ門コンサルタント 株式会社)
  • 藤井 敬宏(日本大学)
伊東 英幸 氏
第3分科会 質疑応答一覧

パネル展示(オンライン)

ホームページ上で公開されたオンラインパネル展示では、ロードキル対策や野生生物に関する取り組みなど、全国から8団体が参加しました。第一分科会終了後のPRタイムでは、3団体がZoomでPRを行いました。

※オンライン展示の公開は終了いたしました。

展示名 出展団体名 展示内容
野生動物医学および野生動物の法獣医学に関する拙著の紹介 酪農学園大学野生動物医学センター/
市民団体・野生動物の死と向き合うF・VETSの会 浅川 満彦
IoT自動撮影カメラとAI搭載クラウド 株式会社ハイク 早川 祐太
害獣侵入防止装置
「わたれません」、「わたれませんLIGHT」
株式会社赤城商会 柳澤 正和
鉄道車両用車載型鹿忌避音自動吹鳴装置

公益財団法人鉄道総合技術研究所 人間科学研究部生物工学研究室 潮木 知良
交通事故に遭遇した「奈良のシカ(ニホンジカ)」90頭の予後 一般財団法人奈良の鹿愛護会 丸子 理恵
小動物侵入防止ネット「シャットアウト」 ユニチカトレーディング株式会社 野田 佳秀
デジタルスタンプラリー「よりみちHOKKAIDO」 一般社団法人北海道開発技術センター 鹿野 たか嶺
ナッジを活用したエゾシカロードキル対策の取組について 北海道行動デザインチーム(HoBiT) 北海道環境生活部環境局 加藤 葵